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底無し沼に足を浸けてみる  (レンズ追加 ~その16~)

amazonでM42マウントアダプターが安かった。

M42マウントレンズには手を出さないつもりであったが、安さに釣られてポチッと…
最近あまり出番の無い*ist DをM42専用機にしてしまうか。

という訳でアダプターが手元に来てしまったのでオークションでレンズを漁る。
そしておそらく最も多くの人が持っているであろう、このレンズを手に入れた。

 Asahi Super-Takumar 1:1.8/55mm
Super-Takumar  1:1.8/55

1:1.8/55mmは永く製造されたレンズだが、これはシリアルナンバー等から推測すると1965~66年頃に製造されたものであり、およそ50年前のレンズとなる。

金属の外装はそれなりにキズやスレがあるがそれも味わいだろう。
光学系はライトで照らすと中玉に少しカビか汚れが見えるが割とクリア。
後年、Kマウント化されたものはバルサム切れが多発しているが、この年代のものはクリアな個体が多いようだ。

ただし問題は後玉の方にある。
それがコレ↓

レンズ黄変

後玉が黄色に色付いている。

この1:1.8/55mmや1:1.4/50mmには酸化トリウムを含んだガラスが使われていた。
(年代によって使用・未使用のものあり)
これが俗に「アトムレンズ」と呼ばれるもので微量の放射線を発している。
この放射線の影響によりガラスが黄変するらしい。

黄変は紫外線を当てることにより軽減するそうなので後でやってみよう。
ちなみに放射線に関しては微量(数μSV/h程度)なので気にしない。
この辺の見識は検索すれば多数見つかるので気になる方はどうぞ。

 
という訳でカメラに装着。
12年前のカメラに50年前のレンズ…

                   【クリックで拡大】
*ist D + Super-Takumar  1:1.8/55

安いマウントアダプターなので工作精度が悪く、距離指標が真上に来ない。
1cm強ズレているが、まぁ使うに不便は無いか。

 
それでは実写へ。
露出はAVモードで実絞りでの扱いになる。
晴天の屋外ではF2以下はシャッタースピードが追い付かず使えなかった。

近景では絞りを開け気味(F2.8~F4程度)、遠景はF8程度に絞ってみた。
Exifに絞りのデータが乗らないのでだいたいそんなもんと言うことで。

                   【クリックで拡大】
近接
*ist D + Super-Takumar 1:1.8/55

フォーカスのきた所はシャープで良く写る。
前ボケ・後ボケも変な癖が無くて良い感じ。
 

                   【クリックで拡大】
後ボケ
*ist D + Super-Takumar 1:1.8/55

APS-Cだと85mm相当の中望遠となる。
背景をぼかすと被写体が浮き上がるような感じがいい。
 

            【クリックで拡大】
遠景
*ist D + Super-Takumar 1:1.8/55 ※γ値補正で増感

遠景も精細。

 
よいレンズとは聞いていたが、その通りの実力だった。
こうなるとK-5でも試したくなってくる。

足先を浸けただけのM42沼だがこの後どうなるか…

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Comments

お浸かり

Posted by: ソーレ | July 22, 2015 01:31 PM

つま先だけ

Posted by: めえ | July 23, 2015 08:07 AM

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