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勇気を出して初めての手術

 8月21日 晴れ時々曇り

この日、人生で初めてといえる手術を体験した。
舌癒着症手術と前庭拡大手術といって、有り体に言えば呼吸の改善のため。

元々いびきをかく体質であったのだが最近無呼吸が自覚出来るようになり、さらに
覚醒時にも大きく息を吸い込む時にノドが詰まる感じが出てきた。
一昨年に同じ手術を受けた友人が調子いいとのことが後押しになり、ようやく手術
を受ける決心がついたのだった。

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スキーシーズンに被らないように、年が明けてから行動を開始した。

まずは病院の調査。
この手術は全国でも少数の病院でしか行っておらず、関東では神奈川と新宿の2病院。
どちらにするか迷うが、手術日程の合いそうな神奈川の向井診療所を当たってみる。

5月中旬、まずは電話で問い合わせ。
本当に手術が必要かどうか当然診察が必要で、その診察を受けるのも日時が限定
されており予約が必要だった。
仕事の都合が付く金曜日を希望すると6月第1週の予約となった。

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診察当日。診察は夕方からだったので昼過ぎに自宅を出る。
電車を乗り継ぎ、神奈川県の大和駅で下車。
向井診療所はあらかじめ地図で確認していたので迷うことなく到着。
駅から近く徒歩5分くらい。

待合室に入ると大勢の親子で賑わっている。
大人の受診者は1/3位かな。
もともと舌癒着手術は子供に受けさせることが多く、ググってもそちらの体験談が多い。

子供の舌癒着手術に関しては小児科学会では反対の立場をとっている。
  診察をすると8割ほど"癒着あり"と診断されるので"それは病気ではない"と。

受付をすませてしばらくすると診察。
下駄を履いたバンカラ風の先生だw

口や喉を見たり触ったりしてから鼻からファイバースコープを入れて喉の様子を見る。
コレも話を聞いてビビっていたのだが、事前に表面麻酔剤を噴霧するので気持ち悪いが
痛くはない。

その状態で「え~、と声を出して」とか言われる。 
カメラに映った画像を見ると、声帯が喉頭蓋に隠れて見えていない。
普通は見えるそうで、「あなたの喉は曲がっている」とか言われてしまう。

診察が終わると看護師から詳しい説明をされる。
自分の喉の状態や、手術によって改善されること。
手術の内容と考えられるリスク等々…

自分は0-3※と舌癒着としては重度だったのと、そもそも受ける気になってから受診
したこともあり手術することに決定。一緒に上唇の裏側を切って広げる前庭拡大手術
もうけることにした。こちらは鼻の通りの改善である。

癒着の度合いを表しており、前者が舌小帯、後者がオトガイ舌筋の癒着度を示す。
  0→3と数値が増えるほど重症となる。

診察と同じく金曜日の日程だと最速は7月最終週だったが、ここで受けると夏休み期間
はまだケアが必要なので(山に行くつもりだった)お盆明けの8月下旬に予約を入れた。

それから手術前検査。
肺活量を測ったり、発声テストをしたり血液検査・レントゲンなど。

終わったら診察費を払って帰宅。
本日の支払いは13,000円程。保険が効く部分と効かない部分があるそうだ。

あとは手術当日まで恐々と日々が過ぎ去るのを待つ。

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山に行けなかったお盆が終わり、手術を受ける週末になった。
前日、仕事から帰ると夕食と風呂を済ませて移動。大和にあるビジネスホテルに前泊。
手術翌日も診察があるので2泊することになる。

前の晩はいろいろ思い浮かべて寝付きが悪く、あまりすっきりとはいえない目覚め。
早めに起きて朝食を食べ、8時には向井診療所に赴いた。
まだ開いていない入り口には、一緒に手術を受けると思われる男性が1人来ていた。

向井診療所

すぐに受け付けが開いて受け付け。
最初に薬局に行って処方される薬を受け取り説明を受ける。

それが一通り終わると診察室へ。

まず肩に注射。
胃のバリウム検査の時に打つブスコパンかな?普通の筋肉注射で普通に痛い。
続いて舌の裏側に薬液をしみこませたガーゼを入れる。
麻酔薬のアレルギー反応を見るためとの説明だが、コレも麻酔作用があるのか痺れ
て感覚が薄れてくる。

そして手術室のある2階へ。

スリッパに履き替え、手術用の帽子を被る。鏡を見るとなんか患者っぽく見えた。
先にもう1人の男性が手術に入った。
20分位だったが、この待ち時間がイヤな感じだった。
唾液がたまってくるのでそこらにあったティッシュを拝借して吐き出す。

そうしているうちに先の男性の手術が終わり、交代で自分が入る。
手術台の上に乗るように指示され、言われたように乗る。

もう心臓はバクバクだ。

指先に脈を測定するセンサーを取り付ける。
脈拍をみた先生に「ずいぶん高いね。新生児のようだ」と言われるorz
口の部分だけ穴の開いた布をかけられ無影灯のまぶしさが無くなると少し落ち着いた。
開口機をセットされると「注射するよ~」と言われ一発目の麻酔。

舌先にチクリとくる。針が細いのか先ほどの痺れのせいか皮膚の注射よりは痛くない。
次に舌に糸を通して固定するのだが、これは全く感覚が無く、ただ舌が固定された感じ。

その次は舌の付け根に4本の麻酔注射。
それから口の中に何かガチャガチャと入れられている気がした。
そうしているうちにかすかに「ジジジ…」という音と焦げ臭いニオイがしてきた。
これで「ああ、レーザーで切っているのだな」と分かるだけで痛みは無し。
焼き肉のようなニオイかと思っていたが、それとは違うイヤな臭いだった。

その後も何度にも分けてレーザーで切って行く。
それ自体に痛みは無いのだが、レーザー照射の合間になにか突っ込まれたり押し
広げたりするのが痛かった。それと血と唾液の混ざったものが喉の奥に溜まり、
飲み込めず・吐き出せずだったのが結構つらい。

やがてクランプがはずされ口はラクになる。次は前庭拡大手術。
こちらも2,3本の麻酔注射から始まる。
順調に切っていくが後半に歯に響くような痛みを感じ体がこわばる。
先生が「痛いかな?」と聞くので素直に「少し痛い」と申告し、麻酔の追加をされる。
その後、もう一度 "痛い→麻酔"の追加をして終了。
緊張が解けたのか手術台を降りるときに少し足下がおぼつかない感じがした。

口の中にたまった血糊をやっと吐き出せる。
唾液で増量されているので数枚のティッシュでは足りずに何度も取り替え吐き出す。
血に弱い人だと貧血を起こしそうな感じ。
血が止まるまで15分位そうして居たかな。

診察室に戻り抗生剤の注射・レントゲンを撮る。
先生に診察してもらいレントゲンの説明。
初診時に撮ったモノと比べると舌骨が下がっているのが分かる。
先生曰く、「これはいい状態なった」とのこと。
その後、看護師から術後の注意点など詳しく説明を聞いた。

そして支払いを済ませる。
本日の会計は7万円弱。保険の効かない手術である。

一緒に手術を受けた男性と話しながらホテルに戻る。
途中でチャージ系のゼリーとプリンを購入。

本日の術後のケアは1時間置きにイソジンでうがい。
手術創はあまり痛く無いのだが、舌の付け根と言うか喉のリンパ節の辺りと、後ろ首筋
がかなり凝った感じで痛い。
あとは喉に血の混じった痰が絡む感じで気持ち悪い。

これらは昼寝したあと夕方には治まってきた。
これを書いている17時現在ではかなり楽になっている。

さて、舌は出来るだけ動かすようにとリハビリの指示が出ている。
なので食事は摂るようにとのことだが、まだ固形物はしんどい感じだ。
しばらく舌が動かしにくいため、食事には時間が掛かるとのこと。

肝心の呼吸の具合だが、数あるHPに書かれているように手術中に深呼吸したように
空気が入ってくるような感じは無かった。(緊張で感じる余裕が無かったのかも)
しかし手術台から降りたときに鼻の通りが良くなっていることはすぐに実感できた。

無呼吸が改善されたかどうかはまだ判らない。
ただ術後ちょっと昼寝した感じだと息が詰まる感じは無くなったように思える。

手術しても改善しない場合もあるそうだが、とりあえずは改善されそうな感じではある。

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Comments

今までいろんなモノをさんざん改造してきたけど、ついに自分自身の改造に着手したわけですね。
((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル
もうナチュラルじゃないんでつね。
めえさん改。乙。おだいじに。

Posted by: qui | August 23, 2009 10:04 PM

血液の変わりにオイルが流れている人が何を申しますかw

傷の痛みはもう無いけど見た目はグロ・精神有害になってます。

Posted by: めえ | August 24, 2009 11:54 AM

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